2010/02/09

子音

役者や声優やあとナレーターなんかの養成所でよくある発声に関する指導に「しっかり(丁寧に)口を動かせ」っていうのと「あんまり動かすな」っていうのがある。らしい。
これは実は両方正しいっていう禅問答ですかみたいな結論があって、まあ結局は目的が違うだけでという話…前者は「発声の正常化」のためのアドバイスで、後者は「発声の最適化」のためのアドバイス。
正しく発声できていないと聞き取りづらくなるし、かといって無駄な動きが大きいと流暢に喋れない。
まあボクはどっちもダメだと思うのでどっちもするしかない。

それは兎も角として、母音に関してはちょっとは知っているのだけれど、子音さんのことうちちっとも知らへん…って感じだったので鏡とにらめっこしながら色々調べてみた。いきなり 50 + いくつか音とか無理なのでとりあえず「あ」の段だけ。ゃゅょとかぁぃぅぇぉは無視。「あ」段だけでも異常に時間かかったうえに分からないのが多かった。終わってる。

「あ」子音ない。多分母音の中で一番得意…他の母音下手なだけ説もある。
「か」舌の根元の方で喉を塞いだあと、喉を開けつつ出す奴、もっと分かりやすくいうと、何か血吐する演技する時のカハッっていう感じ…
「た」都合で『さ』より先に。上歯裏に舌をくっつけた後、離しつつ息を出す。
「さ」上歯裏に舌をよせて(くっつけない)息を出すと「スー」ってなる奴。『た』より舌動いてないはずなのに前歯がゴッツンコしそうになったりしたりするので間違ってるんだと思う。要練習…多分『し』と同じになっちゃってるんだろうなあ。
「な」『た』さんと舌の動きは同じ気がするのに音が違う。何が起きているんだ…!謎。後で調べる。
「は」声帯?を一瞬振動させずにただの「穴」にした状態で、そこに息を吹き込んで出す。喉の奥はあがらないので声帯だと思う。文字にするとすごい難しそうなのに、簡単にやれちゃう人間さんはすごい。
「ま」唇を閉じて、開きつつ発声。これって絶対に唇開かないと出せない音だと思うんだけれど腹話術どうなってるんだ…????謎は深まるばかり。
「や」舌の根元を持ち上げて発声。超苦手な「おあやや」が低い声より高い声のほうが言いやすいくてほにゃら~って感じだったけれど、どうやら始めからポジションが上にある高い声の方が、舌が動く量が小さくてすむかららしい。普段喋ってる感じよりも大きく動かさなくても発声できることを、指で押さえつけながら発声することで確認したので、動かす量小さくして発声する練習をしないといけない…と思う。
「ら」これも『た』さんと同じ動きしてる気がするんですけど…!『な』さんよりは何かが違うのは分かるけれど何が違うのかわからない…後で調べる。
「わ」『う』の状態から『あ』に持っていきつつ発声。『あ』と『う』を顎を動かさずに交互に言うことはできるのに『わ』は口が閉じちゃうのはボクが間違ってるのかそういうもんなのかどっちだ…!分からないので保留。あとで調べる。
「が」音違うくせに『か』と何が違うのか分からない。あとで調べる…
「ざ」始めは『さ』の舌くっつける版かと思ったけれどくっつけなくても言える…ということはくっつけがちなボクは間違ってるのか…そして『さ』と何が違うのかわからん…
「だ」音違うくせに『た』と略。『が』同様あとで調べる。
「ば」「ぱ」『は』+『ま』?しかし『ば』と『ぱ』の違いが謎。これも腹話術どうやってるんだろう。

閉じるか狭くするかその両方ということらしい。後で調べるばかりでかなりしょんぼり感が強いけれど『さ』『や』『わ』が悪そうというのは分かったのでよしとする。ぼちぼちやろう。

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