また一つ歳を取ってしまった。
早く歳を取りたい、と一昨年ぐらいまでは思っていたように思うけれど、今ではそういうのはないなあ。仕事を始めた事が大きいのだろうけれど。寧ろ、ボードゲームに明け暮れていた日々に、懐かしさだけでない何かしらを感じることすらある。
今の境遇に大きな不満があるわけではないのだけれど、不満がないわけではないみたいな…まあ色々あるけれど、結局の所それは、何故働きはじめて一年と半年、ボクはいつまでもお金がないとボヤきつづけているのだろう、という所に集約されている気がする。
そういった感覚を持つことは、客観視して考えると割といいことで、適切な不満を持てるのは健全なことだと思うのだけれど、一方でいい加減に預金残高を気にして生きていくのは厭だ、という思いもあって、しかもそれは日々強くなっている。
ボクの目には、世の中にはお金が随分と余っているように見えるのだけれど、ボクの手元には全然お金がないらしい。
別に車が欲しいだとか、そういう身分不相応な欲求ではなくて、せめて服ぐらい新調したいだとか、いい加減コンパイル終わらない悲しみとは決別したいだとか、そういう話なのだ。
一方で、いずれお金なんて余ってしまうという意見もある。でもボクは未来とかではなく今、今この瞬間に欲しいんですよ。本来ボクの物欲なんていうのは、経験的に、ふっと吹けば飛んでいく程度の、薄っぺらなもののはずで、それがうさつの欲しいっていうのは、リアル困っているっていうことのはず。というか困ってるんだ。多分。
そんななのでプレゼントは大変嬉しかったですよ。クズ人間にも救いの手が差し伸べられる、この世界はまだ終わっていない、そんな心持ちです。
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