2011/01/12

予感

年明け、元気な姿を見せてくれた同僚だったのだけれど、また調子を崩してしまったようだ。なんとなく、そんな気はしていたので、まあなんというか、さもありなんというか、彼の調子にはどこか浮いたような何かがあったので、これはまた沈むのだろうなという予感はあった。それらしい、典型的な発言もあった。結局、見事に的中した。一般に、予感は残念なことばかりが現実になるから、そういうもんなんだろう。

水面に浮いた浮きを、指で押すようなもんだと思う。上向き、下向きはあれど、しばらくはプカプカとする。浮かび上がって来たときについ、と引っ張っては、いつまでたっても落ち着かない。なんにせよ、よく休んでもらうしかない。彼の貯えに関しては、ボクが考えても仕方がない。

明日からは外注の方が来てくれることになっている。うまく仕事を振れるか、正直言って心配だ。失敗ばかりが続いていて、申し訳ない。しかし仕事を振れるのはボクしかいない。今回のプロジェクトは、結局ボクがほとんどのコードを一人で書いており、把握しているのはボクだけになってしまった。こんなはずではなかったといっても仕方ないのだし、なんとかするしかないけれど、この一ヶ月と少しの間に張り詰めていたものは、三連休ですっかり損なわれてしまった。どの道人間は、何ヶ月も精神をガチリと強ばらせ続けることはできない。そういうことができるタイプでもない。

三連休は十分に休んだのだし、手首もまた少しずつ回復に向かっているようだから、ぼちぼち調子をあげていこう。寒さに気持ちがさらわれそうになるけれど、いい大人が、少し寒いくらいでクヨクヨするのはみっともないことだ。ただ悩むのではなく、ちゃんと選択していこう。

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niha

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